無線ネットワークのトラブルシューティング

以前、「けーてぃーさん、最近無線の調子が悪いから見てくれない?」と頼まれたことがあった。「すぐ解決するだろう」みたいに慢心してたら思わぬものが原因で究明に時間がかかってしまった。 自戒の念を込めて簡易トラブルシューティングリストを作っておこう。 トラブル対処の鉄則 1.ひとつひとつ確実に 原因を突き止めるために複数の変更を同時に行わない 2.近くから遠くへ 自分の近くの機器から遠くの機器まで順に切り分ける 3.上位層から下位層へ 上位レイヤーから下位レイヤーへ ユーザー側から順に切り分ける 4.客観的に 本来あるべき姿を客観的に把握する 5.基本に忠実 経験則や思い込みにとらわれ過ぎない 例外対処は切り分けが済んでから トラブル対処の手順 1.現状把握 何が起きているのか 緊急処置(データ保全) 正常な状態とはなにか 何をしたか、何が起きたのか 2.原因の調査 どうなればいいのか 現状の再確認 ①当事者に状況を再現してもらう ②自分も再現できるか確認する 問題点の調査・把握 (問題の切り分け) 原因の把握 (対処箇所の確定) 3.対処 設定の見直し 変更 (修正・再設定) 再構築 (設置・配線) 4.再現性の確認 問題解消の確認 再起動し問題が再現しないことの確認 経過観察 5.再発防止策 原因の把握 再発防止処置 操作の指導 使用上の注意の指導 事例:ネットワークに接続されている職場のPCがWEBサイトにアクセスできない。問題を切り分け原因を究明せよ! 「どこを」調べるか ・Web サイト ・ノート PC ・教室内の有線ルータ ・有線 LAN ケーブル ・教室内 HUB ・AC コンセント 1.Web サイトのチェック ・URL が正しいのか? ホームページの URL が正しいかどうかを確認します。 一般的には、 例:http://www.yah...